故宅の写真

長い風霜の中でも端雅で節制した故宅の美しさが感じられる草田宅は一生、孤高な人柄であった両班の家のように端雅です。
慶尚北道文化財資料第421号に指定されており、靑松沈氏の集姓村である徳川マウルの内側に位置しており、南向きとなっています。 

建物の南側と東側には土塀があり、塀に沿って庭や菜園があります。建物の右側には昔から使われた古い井戸が残っています。

朝鮮の純祖時代、通政大夫僉知中樞府事を務めた靑松沈氏の石村公派の十七代祖の德活が、夭折した弟である德宗の養子として入籍された実の息子である憲文の4回目の誕生日を記念し、1806年(純祖6年)頃に建設したと伝われています。それから二十一代祖である宜海が1900年に補修し、代代居住しています。